1985年⽣まれの⼤阪府出⾝浄⼟真宗本願寺派の寺院で育ち、幼少期から仏教の教えを⾝近に感じながら成⻑してきました。
⼤学在学中に得度し僧侶としての⼈⽣を歩み始めました。
⼤学卒業後は、お経や声明、作法について学んだ後、2009年に宗派の本⼭に就職。
2022年7⽉に本⼭を退職現在は、全国の寺院のサポート事業「OTELINE」によって、LINE公式アカウントの制作を中⼼に寺院をサポートしています。
寺院の他、実店舗やオンラインサービスのLINE公式アカウント制作・運⽤実績多数。
⼀⼈ひとりの性格や能⼒、価値観などを評価し、⾃⼰理解や対⼈関係の改善に役⽴てるためのツール「個性診断」を活⽤した相談者の強みを把握し、その強みを最⼤限に活⽤できるように事業のサポートも⾏う。
私は寺院で生まれ、寺院で育ちました。 長男としての宿命を感じ、周りからお寺を継ぐことを期待されていました。 親からは直接言われたことはないものの、周囲の雰囲気がそんな期待を示していました。 そんな期待に応えるべく、大学時代に僧侶となり、以降、その道を歩み続けました。 大学卒業後は、お経や声明、作法を学び、2009年に宗派の本山で働くことになりました。 そこで全国のお寺を支援する役割を担い、2017年には実家のお寺の住職も継ぎました。 しかしながら、実家のお寺は財政的に厳しく、生活の基盤は本山からの給与に頼っていました。 そんな折、コロナが襲来し、本山も実家の寺院も法要や行事が縮小せざるを得ず、お寺に人が訪れることが激減しました。 僧侶としての生活が困難になることを悟り、本山の給与だけではなく副業を始めることを決断しました。 しかし、職場の環境は悪化の一途を辿り、僧侶の伝統的な奉仕精神が過労を招いていました。 このままでは自分も体調を崩すことが危ぶまれ、退職を決意しました。 しかし、お寺業界でしか通用しないスキルしか持っていなかったため、転職は難しいと判断し、自分の力で事業を立ち上げることを決心しました。 幸い、退職金があり、生活防衛資金と合わせて2年間は無収入でも生活できるという計算が立ちました。 その期間でスキルを磨けば、最悪の場合でも再就職が可能だろうと考えました。 何よりも、これまでの多忙な生活で、愛する二人の子どもたちとの貴重な時間をほとんど過ごせていませんでした。 かけがえのない子どもたちとの時間を大切にしたいと、フリーランスとして新たな道を切り開く決意を固めました。
子どもと話す時間が増えたことが何よりです。 今年小学四年生になる娘とは、だんだんと話をする機会が少なくなっていました。 今は学校から帰ってくると二人の時間もあり、子どもたちとの時間を確保できているので、そこが何よりも良かったです。また、本山にいるときにも全国の寺院のサポートをしていましたが、大きな組織のためフットワークが重く、また、直接サポートができているという実感が少なかったです。今は自分のサービス(LINを活用した寺院サポート)で、直接お寺の関係者とお話をして反応を直接いただいているので、とてもやりがいがあります。
人は「出会い」によって育てられる。 私たちは一生の間に何人の人たちと出会うでしょうか。 自分の都合の良し悪しをこえ、人は出会いによって育てられています。 私自身、人との「出会い」によって自分の生き方が大きく変わってきました。 これからもたくさんの出会いがあります。 この出会いが一歩踏みだすきっかけになれば嬉しいです!